LGBT自治体議員連盟 発足記者会見

LGBT自治体議員連盟 発足記者会見

LGBT自治体議員連盟 発足記者会見

2017年7月6日、LGBT議連発足記者会見を行いました。
自分のコメントをアップします。
みなさんからの暖かい応援ありがとうございます。
カミングアウトしようがしまいが、
前田くにひろは前田くにひろです。
これからやることも変わらないです。
今までと同じように、
与えられた職責に誠意をもって務めていきたいと思います。

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<記者会見でのコメント>

 私は、LGBTへの施策を推進させるために、今回LGBT議員連を立上げ、当事者として公表することにしました。議員生活5期目18年となり、50代の当事者として発信する必要があると感じたからです。

①当事者がぶつかる出来事

 私は8年共に暮らしたパートナーと15年前に死別を体験しました。愛する人を亡くすこと自体辛いことですが、制度や社会からの理解がないために、より辛い状況におかれました。
 彼が突然自宅で倒れていたのを発見して、救急車で病院に運ばれたのですが、集中治療室の扉の前で、生死も知らされず、待たされなければなりませんでした。相手方の両親とも仲が良かったので、私を家族ですと医者に言っていただけました。そのため、家族扱いになり、面会謝絶にはなりませんでしたが、単なる同居人では、面会できません。看取ることができなかったわけです。
 また、葬儀の場面でも、配偶者であれば喪主になれるはずですが、喪主にもなれず、高齢の祖父母が理解できないからと親族席にも座れないということになりました。遺品も相手方の両親の好意で自分が引き継ぐことができました。しかし、相手の両親に好意がなければ、何も手にすることができません。
賃貸住宅に住んでいましたが、相手の名義であったら、追い出される可能性がありました。
 相手方の両親など周りの人に理解してもらうように働きかけ、二人の関係性が認められるように個人的に努力してきました。しかし、病院や葬儀といった普段関わりのない人たちと関わらなければならない場面では、第3者や世間というものから、横やりが入れば、対抗することができません。それは制度がないからですし、社会からの認知がないからです。LGBTではない異性愛者にとって当然なことが、いざという時にLGBTには保障されていません。

②超高齢社会はさらに大変になる

 これは、30代のときのことでしたが、今年は自分も52歳となり、老いや死を身近に感じる年齢になりました。実は、私の母がアルツハイマー病として診断されたのは、27年前で52歳のときです。また、私の世代は、結婚をせず、ゲイとして自覚を持って生きるようになった最初の世代でもあります。
 これから、社会が高齢化する中、高齢期のLGBTも増えます。病気や介護といったリスクが高まる中、同性パートナーシップを支える制度や社会的な認知が進まないと自殺や介護離職といったリスクを抱える人が増えることになります。
 また、国が進める地域包括ケアシステムでは、LGBTも地域の一員です。しかし、差別や偏見を受ける恐れがあれば、地域に馴染むことが困難になります。地域の支え合いから外れて孤立してしまいます。周りから支えが必要な時に「助けて」と言えない状況に置かれています。
 こうしたマイノリティが社会から孤立していることは、今までは、見過ごされてきましたが、今後は、より大きな課題となります。私も「今変えなければこれから大変になる」との焦りのような思いにも駆られます。

③当事者が声をあげられない社会

 本来、当事者が声を出さないと状況は変えられないのですが、当事者だからこそ声を出しづらい状況にあります。
 私も今まで公表できなかったのは、怖かったからです。
 議員になる前はゲイムーブメントに関わっていたため、知る人は知っていましたが、初当選したとき、議会事務局に、ゲイであることについて嫌がらせの手紙が届きました。また、人権や平和に取り組む方だったので信頼できる人だと勇気を出して話した方に、自分がゲイであることを周辺に話したりされたこともありました。
 議員という、周りから支援を受けなければならない立場にあるがゆえに、失ってしまう危険性を負っています。

④共に生きるために、勇気ある一歩が続くように

 しかし、だからこそ、制度や理解を求め、当事者として、発信する必要があると感じました。公表しなければ、存在しないものとされてしまいます。特に、社会に対し影響力がある立場や世代の人が、社会へ発信することが社会を変えるように感じています。ルールや制度を創る役割があるからです。
 また、私は、議員として、認知症の人を始めとして、疎外されてきた人たちの支援をしてきました。自分のマイノリティである部分を見せた方が、支援がより深くなっていくのだとも思っています。LGBTだけではなく、人と違うことで悩み、人知れず悩んでいる方は多いと思います。私がカミングアウトすることで、「悩んでいる」、「助けて欲しい」と声を出しやすくして、その声を拾い上げ、受け止めて受容できるような場や雰囲気を作りしていきたいです。
 そして、LGBTを支える制度や仕組みを作ることで、違うことに寛容で多様性が認められ相互扶助ができる社会にしていきたいです。誰もが自分らしく、大切な人と一緒に共に暮らしていける社会にしたいと思っています。
 そのためにも、ともするとLGBTの問題は、若い世代のこととされがちですが、どの世代にも同じだけ存在しています。私は、議員生活5期目となり50代となりましたが、私がカミングアウトすることで、同世代の勇気ある一歩が続いて欲しいと思っています。

7/18 これからの地域は何を目指すべきか〜森林・木材・建築を中心に〜

日時 平成29年7月18日(火)13時30分〜16時45分(受付13時〜)
会場 文京シビックセンター26F スカイホール
主催 一般社団法人ウッドマイルズフォ=ラム
公式サイト

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