100億円足りない!

2015年12月4日の建設委員会で
同じ会派の宮崎議員が一般質問で、
春日・後楽園駅前地区第一種市街地再開発事業について質問したところ
工事費高騰等があったため、
区の補助金を100億円追加する必要があるとのことでした。

すでに65億円支出することになっているため
合計で165億円となります。
他に国からの独自の補助金113億円もありますので、
補助金総額は合計で278億円にもなります。
総事業費に対して、補助金の割合は約24%になります。
茗荷谷駅前と後楽2丁目の再開発では、
補助の割合は17%程度でしたので、
文京区では異例のことになりそうです。

とても唐突なことでびっくりしました。

事業進行状況は、
2015年10月9日に権利変換計画の認可申請を行い、
同年12月14日に東京都から認可がおりる。
そして、12月14日から解体工事が始まるとのことでした。

事業のあらかたが決まって工事に取り掛かるというタイミングで
新たに100億円ものお金を要求されました。
そのタイミングにも驚きましたが、
金額も驚愕的な額です。
文京区の年間予算は概ね800億円ですから、
まさにその8分の1にもあたる額です。

事業費の推移は表のとおりですが、

補助金増額要求の根拠の一つとして
建築工事費の高騰のためと説明されましたが、
とても疑問があります。

組合から示された事業計画の建築工事費の推移を見ると
A当初事業計画(平成24年3月)    45,450百万円
B現行事業計画(平成27年5月変更認可)   77,970百万円
C100億円追加事業計画(平成27年10月試算)88,668百万円
となっています。

当初事業計画との対比(C/A)は、195%
現行事業計画との対比(C/B)は、114%
となっています。
つまり、3年前と比べて約2倍になっています。
一年前と比べても14%の増となっています。

こんなに増加するものなのかと
一般的な建築費の動向を調べてみました。
一般財団法人建築物価調査会(2015.12No390)によると
http://www.kensetu-navi.com/bunseki/bukka_shisu/pdf/bukka_shisu_1512.pdf

13ページの標準指数を見ると

1集合住宅SRC
 A2012(平成24)   工事原価101.7
 B2014(平成26) 11月工事原価115.0
 C2015(平成27) 11月工事原価115.5

 C/Aは、114%
 C/Bは、100%

4事務所SRC
 A2012(平成24)   工事原価100.7
 B2014(平成26) 11月工事原価111.7
 C2015(平成27) 11月工事原価112.7

 C/Aは、112%
 C/Bは、101%

となっていました。

つまり、3年前と比べて
    住宅は14%増、
    事務所は12%増になっています。
一年前と比べるとほぼ横ばいなっています。

組合が示した建築工事費の推移と
一般的な建築工事費との推移との違いが
自分としては理解ができません。

区の担当課長の説明では、
(1)再開発事業の工事費は特殊なのだから一般的な工事費とは違う。
(2)他の再開発事業と比べてもそんなに違いはない。
とのことです。

しかし、課長の説明に対して
(1)再開発事業の工事費の絶対額は特殊だとしても、
 時点間の推移も特殊となるのか?
(2)他の再開発事業も
 補助金を入れている調整している可能性があるのだから、
 それと比べて違いがないといっても
 説明にならないのではないか?
との疑問がわきます。

現在課長からの回答を待っているところです。
みなさん いかがお考えですか?

春日・後楽園駅前地区市街地再開発組合ホームページ
http://www.harusan.jp/

春三再開発事業費推移